ニュースで取り上げられている薬剤耐性菌は、
人間の病院のなかでの感染例がほとんどです。
しかし、実際は家庭や環境など身の回りにも存在している問題です。
幼児や免疫力が低い大人の場合、
自分の免疫で対処しきれずに感染してしまうおそれがあります。
われわれ獣医師もまた、薬剤耐性菌が増えないよう、
日々の獣医医療において新たな取り組みがなされています。
飼い主は、家庭での犬猫との接し方、排泄物の取り扱い、
公衆衛生を意識した生活をすることで、
薬剤耐性菌の増加防止に貢献することができます。
数十年後、いまの子供達が大人になる頃、薬剤耐性菌が蔓延している世界をつくらないよう、
一刻も早く、ひとり一人の意識改革をすることが大切です。
© SHIBUYA フレンズ動物病院 ALL RIGHTS RESERVED