SHIBUYAフレンズ動物病院 埼玉院

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の犬・猫への感染について Part 2

先日、当HPにおいて現在世界中で蔓延拡大中の新型コロナウイルス感染症は現在のところ犬・猫への感染は確認されておらず「大丈夫!!」と申し上げましたが、その後の追跡調査を踏まえ、3月9日に日本獣医師会は⌈新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触したペット動物について、その感染の可能性は否定できない⌋との見解を示しました。

 

2月28日に香港で新型コロナウイルス感染者の家庭で飼育されていた犬から弱陽性反応が出たという件については当初「犬にウイルスが感染し、犬の体内で増殖して排出されたとは確認されていません」という見解でたった事と、犬および猫のコロナウイルス感染症とは別物(種特異性あり)であるということから、当院HP上でも「今のところ大丈夫!」と申し上げておりました。

しかしその後の香港政府における反復検査の結果「現時点での感染サイクルは人が主体だが、感染した人と濃厚接触のあったペット動物への感染の可能性は否定できないと考えます」との見解があった事を受けての日本獣医師会からの発表です。

万一、新型コロナウイルスに感染(陽性)した飼い主と接種があった犬については、人や他の犬との接触は避けるよう呼びかけています。

また、「そのような環境下にいた犬に仮に臨床症状が認められた場合は、かかりつけの獣医師に電話にて相談の上、国立感染症研究所獣医科学部にお問い合わせ下さい」とのことです。

 

ただし、現時点において国内ではそのような事例はなく、やはり人(飼い主)が自らがしっかりと感染症予防をすることが、ご自身のペットも感染から守ることになると考えます。

いずれにしても「新型のウイルス」ということでその全容解明には至っておりませんのではっきりした事はまだ誰も判っていません。

だからこそ今は正確な情報のもとにきちんとした感染症予防対策を実施することに尽きると考えていますので、これまでと同様に過度に心配することはありませんが、人間も動物も出来ることをしっかりやってこの窮地を国民全員で乗り越えましょう。

また新たな情報が入りましたら随時こちらでもご報告・ご連絡させていただきます。

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