小満になり、草木が大きく成長する気持ちのいい気候になりました。
梅雨の前の貴重なアウトドアシーズンです。
そこで外出の準備をするときに忘れてはいけないのが、フィラリア予防です。
フィラリアは、蚊に刺される時に感染する寄生虫。
以前は犬の50%以上が感染している地域があるほど身近な感染症でした。
フィラリアは体内に入ると心臓に寄生し、命を脅かします。犬が長生きできない大きな原因のひとつでした。
しかし、1981年にイベルメクチン製剤が開発され、フィラリアの予防と治療が劇的に進歩し、犬の寿命は大きく延びました。
先人たちの予防の徹底のおかげで、フィラリア症の発生は大きく減ってきています。しかし、それは限られた地域の話であり、予防を怠るとまた蔓延します。
感染症の予防は、自分だけでなく社会的な治療につながります。
予防を徹底し、フィラリア症から家族と社会を守りましょう。
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