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コラム トリマーに向いている人の特徴・性格は?向かない人について

ペットの美容や健康を支える存在の「トリマー」は、動物好きの方が憧れることの多い職業の一つです。可愛い犬や猫と日々ふれあえる魅力的な仕事ですが、その一方で、専門的な技術や体力、集中力が求められ、向き不向きがあるのは事実です。
今回の記事では、トリマーに向いている人・向いていない人の特徴や性格などを解説します。トリマーの仕事に興味がある方や自分が向いているのかを知りたい方はぜひ参考にしてください。
トリマーに向いている人の特徴・性格
それでは早速、トリマーに向いている人の特徴・性格を解説していきます。
【トリマーに向いている人の特徴・性格】
①動物が好き
②バランス感覚が優れている
③観察力がある
④美的センスがある
動物が好き
トリマーとして活躍するのに重要な資質は、何よりも「動物が好き」という気持ちです。トリミングは単に毛を整える作業ではなく、犬や猫の健康を守り、快適さを維持するための大切なケアです。動物が好きであれば、時間や手間を惜しまず丁寧に接することができ、自然と信頼関係を築けます。
また、トリミング中は、動物が不安や緊張を感じる場面も多くあります。そのようなときに、優しい声掛けや落ち着いた対応は動物が好きでなくてはできません。日々のお手入れや健康チェックにも愛情を持って取り組める人は、飼い主からの信頼も得やすく、トリマーに向いているでしょう。
バランス感覚が優れている
トリマーの仕事は、ハサミやバリカンを使った繊細なカット作業や、細かい部分の整え作業が多いです。犬種や毛質によっては、ほんの数ミリの違いで仕上がりの印象が大きく変わることもあります。また、爪切りや耳掃除、足裏の毛のカットなどは、ペットが動く中で安全に行わなければならないため、集中力と丁寧さが求められます。
不器用で雑な作業をしてしまうと、思わぬケガをさせてしまうことにもなり兼ねません。ただし、器用さは生まれ持った資質だけでなく、日々の練習や経験を重ねることで磨かれるものです。不器用だった人が技術を磨いてトリマーとして活躍するケースも大いにあります。
観察力がある
「観察力がある」というのもトリマーに向いている人の特徴として挙げられます。カットやシャンプーの前に、被毛や皮膚の状態をよく観察し、毛玉や皮膚トラブルの有無を把握することはもちろん、動物の体調や気分の変化にも敏感である必要があります。少しの震えや呼吸の乱れ、視線の動きから緊張や不安を感じ取ることができれば、適切な対応で動物を落ち着かせることが可能です。
また、飼い主が気づかなかった健康異常を発見し、早期に伝えることができれば、感謝されるとともに信頼関係も深まります。観察力は、仕上がりの美しさだけでなく、動物の安全と健康を守るための重要なスキルです。
美的センスがある
トリマーは単に毛を切るだけでなく、そのペットの魅力を最大限に引き出すスタイリングを提案・実現する役割も担っています。犬種ごとの標準的なカットスタイルを理解していることはもちろん、飼い主の希望や流行を取り入れたデザインを形にするためには、美的センスが求められます。
毛の長さやバランス、顔や耳の形の見せ方、全体のシルエットなど、細部まで計算して仕上げができるトリマーは高く評価されます。美的感覚に優れた人ほど、他のトリマーとの差別化が図れ、リピーターを獲得しやすい傾向にあります。そのため、美的センスがある人はトリマーに向いている可能性があります。
トリマーに向いていない人の特徴・性格
一方で、トリマーに向いていないとされているのは、感情の起伏が激しい人やストレス耐性が低い人です。トリミング中は思い通りにいかないことも多く、犬が暴れたり予期せぬトラブルが起こる場面で冷静に対応する力が求められます。短気で苛立ちやすい人は、動物に不安を与えてしまう可能性もあります。
また、体力に自信がない人や長時間の立ち仕事が苦手な人にも不向きです。トリマーの仕事は想像以上に体力を消耗し、腰や手に負担がかかります。さらに、汚れや匂いに敏感な人も注意が必要です。犬の抜け毛、よだれ、排せつ物の処理など、清潔さを保つための地道な作業が日常的に発生します。そうした作業への抵抗感が強いと、日々の業務が苦痛になりやすく、長続きしにくいでしょう。
ただ、感情の起伏が激しかったり体力がなかったとしても、犬の行動学を学ぶことで落ち着いてトラブルを回避したり、体力を向上させることは可能です。現状向いていない性格だったとしても努力でトリマーになることは不可能ではありません。
トリマーを目指すなら
今回はトリマーに向いている人・向いていない人の特徴や性格などを紹介しました。
犬が嫌がる事(爪切りやベイジング(入浴)など)を行うトリマーは、動物への愛情や技術力、観察力、美的感覚などが求められる職業です。
一方で、体力や衛生面への対応力、冷静な判断力も必要なため、向き不向きがあります。自分の性格や適性を理解することで、トリマーとして長く活躍できるでしょう。
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